印刷で、“誰も見たことのないような 空の色”をつくる。
空の色には蛍光色やメタリックカラーを使用。印刷の世界で敬遠されている、トラブル「モアレ」を意図的に引き起こし、トライしてみました。
モアレでつかみどころのない空の表情や色味の微妙な変化を表現してみる印刷業界ではN Gとされるアミ点の交差のずれ「モアレ」。空の色味の微妙な変化や奥行、“どことなく不安な空模様”の表現に一役買ってくれたと思います。
見慣れた空。つまらない田舎の風景を 狂った色使いで表現してみる通常写真の印刷には使われない、蛍光ピンク・蛍光イエロー・蛍光グリーンなどパンキッシュな色彩
をミックス。スリリングな色の組み合わせは、正直どんなふうに刷り上がってくるかイメージできませんでした。仕上がりは、「日常の非日常的風景」の表現に一役買ってくれたと思います。
さらにメタリックな質感もプラスしたく、銀インキのアミを掛け合わせてみましたが、紙と相性が悪く、効果強めるために銀インキは3回重ね刷りすることに。光に当てればかすかに光沢を感じます。
日常からかけ離れた色彩と複雑な色の重なり。「The sky」で今までにない空の色を感じてください。
全3種類
サイズ:約W148mm×H210mm(A5サイズ)